本紙連載の「宝田陽平の兜町アンダーワールド」第176回(9月8日)などでお伝えしたように、東証2部上場、建築主力の中堅「井上工業」(本社・群馬県高崎市)の9月24日の第3者割当増資18億円、同最大12億円新株予約権の払込は、株価が発行価格(12円)を下回り中止になることも懸念されたが、無事、終了したという。(写真=各引受先とされる組合の住所地ビル)
この引受者の背後に、本紙は有名増資ブローカーの1人、M氏が関係している模様との情報を紹介したが、彼だけでは集めきれなかったようで、他の有名仕手筋の名前などが新たに上がっている。
しかもこの仕手筋、つい最近、別の2つの上場企業(内1社は上場廃止)の増資(計画)でも名前が挙がっている上、複数の芸能人を始めとする著名人が関わる基金のスポンサーとしても顔を見せる(以下にその写真を転載)など派手に動いているだけに当局も目を付けているようだ。