先日お伝えした件(9月20日)だが、共同通信(9月18日)、「東京新聞」(同19日)も報じてくれたので、以下、紹介する。
なお、最高裁がPCI元社長・荒木民生被告(72。冒頭写真)の上告棄却を決定したのは9月18日(下写真=「決定書」)。
「名誉棄損で提訴の違法確定 PCI元社長が敗訴」(共同通信)
大手建設コンサルタント「パシフィックコンサルタンツインターナショナル」(PCI)の元社長荒木民生被告に関する月刊誌「財界展望」の記事が名誉棄損に当たるかどうかが争われた訴訟の上告審で、最高裁第一小法廷(甲斐中辰夫裁判長)は十八日、荒木被告の上告を退ける決定をした。
発行元の財界展望新社(東京)などに二千万円の賠償を求めた荒木被告の請求を棄却する一方、「表現活動を妨害する違法な提訴」と反訴した財界展望新社側の主張を認め、計百二十万円の賠償を荒木被告に命じた二審東京高裁判決が確定した。
荒木被告はPCIをめぐる特別背任事件で今年、東京地検特捜部に逮捕、起訴された。