本紙が9月20日に報じたこの傷害事件だが、すでに発生から1カ月近くが経とうとしているのに、未だ所轄の熊本県警熊本北警察署(冒頭写真)は逮捕に至っていない。
確かに、店長のケガの程度は全治1週間と重くはない。だが、暴力団排除が叫ばれ、ましてクラブへの暴力団入店を県警は指導しているところ、10名以上の暴力団が地元組長の誕生会を祝おうと来店、しかもすでに時間は午前0時過ぎ、つまり風営法で定められた営業時間を過ぎようとしていたこともあり店長は入店を断ったのだ。
法的にもまったく正当な行為であるにも拘わらず、腹を立てた組員に背中を蹴られ、その映像は店の防犯カメラにきれいに映っている。
「通常なら即、逮捕。“被害の程度が軽傷であるので、逮捕を検討中”との県警の言い分はあり得ない。いまや暴力団には人権はなく、この程度でも実刑は確実、それも1年ほど行ってもおかしくない」(警察関係者)
いったい、熊本県警はどうなっているのか?