9月21日、弘道会本部で臨時の直系組長会議が開催され、弘道会のトップが、高山清司・六代目山口組若頭から竹内照明・弘道会若頭(冒頭写真)に代わったという。
いうまでもなく、弘道会は名古屋市に本部を置く、わが国最大の指定暴力団・山口組で最大勢力を誇る2次団体。
資金力はズバ抜けているとされ、山口組トップ(司忍)、№2(高山)も揃って弘道会から出ていることから、09年9月、安藤隆春警察庁長官(当時)が、「弘道会こそ、山口組の強大化を支える原動力」と見て、以降、徹底した「弘道会壊滅作戦」が行われて来た。
こうしたなか、京都府警は10年11月、 建設業に従事する京都の男性に対する恐喝容疑で高山被告を逮捕。今年3月、懲役6年の実刑判決が出、現在、控訴中であるものの、高山被告の長期不在は時間の問題と見られている。
こうした事情もあり、今回、竹内若頭の弘道会会長就任になったと見られる。
そして、当然ながら、最大組織・弘道会のトップ異動は、山口組最高幹部人事にも影響を与えるはずだ。