アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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閣議決定が迫る「特定秘密保護法案」につき、参院会館で反対集会

 機密を漏らした公務員らへの罰則強化を盛り込み、国民の「知る権利」を侵害する恐れがある「特定秘密保護法案」だが、昨日10月17日に自民・公明両党へ修正案が示され、いよいよ25日にも閣議決定される見通しだ。
こうしたなか、昨日午後5時より、参議院会館で「秘密保全法?絶対止めたい!絶対止めよう!」集会が開かれ、参院議員と市民が集まった。集会を呼びかけたのは、反原発や反TPPを掲げ活動している「火炎瓶テツ」氏。
出席した参院議員は、福島瑞穂(社民)、仁比聡平(共産)、吉良よし子(共産)、山本太郎の各氏。
司会のテツ氏(横写真)が「なぜ政府は急いで秘密保護法を作ろうとしているのか」と問いかけると、福島氏は「安倍首相は来年の通常国会に、集団的自衛権の行使を可能にする国家安全保障基本法を成立させようとしているが、秘密保護法はこれにビルトインされている。だから今、成立させる必要がある。つまり秘密保護法は、戦争のできる国への第一歩だ」とその狙いを述べた。また、法案の成立過程も秘密に満ちているとし、「有識者会議の議事録を見せてと要求したら『議事録は作成してない』と。ではメモを見せてというと『メモは全員が廃棄した』と。全員とは何人かと聞いたら、『それは秘密です』との返事が返ってきた。何が秘密なのかも秘密。そして永久に隠蔽される」と暴露し、会場から怒りの声が上がった。
福島氏(横写真)は続けて、「ところが法案には『外国政府や国際機関に必要に応じて特定秘密を提供できる』とある。この外国政府とはどこかといえば・・・」会場からすかさず「アメリカだ!」と返答があった。

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