アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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東京地検が「西松建設」横領事件の先に狙う大物代議士

 東京地検特捜部が11月19日、東証1部、準大手ゼネコン「西松建設」(東京都港区)が海外の銀行口座にプールしていた裏金から約3500万円を横領したとして、元海外事業部副部長を逮捕したのは大手マスコミ既報の通り。
西松建設に限らず、先のパシコンのケースといい、海外で請け負った工事費を実際より水増しするなどの方法で裏金を捻出。それを国内に持ち込み、受注のための政界工作にも利用していた可能性がある。
こうしたなか、特捜部は11月21日、今度は東京都港区西新橋のあるビル(上写真)の複数の会社に対し、外為法違反の疑いでガサ入れを行った(西松建設本社はすでに今年6月に行っている)。
これを事前に察知した大手マスコミは朝日新聞だけの模様で、同紙は22日、逮捕した元副部長は横領分とは別の約1億円の裏金を不法に持ち込み、その一部が今回のガサ入れの会社に流れていた可能性があると見ての捜索の模様だと報じている。
実はこのビルの入居会社の多くは、ある大物政治家と昵懇なフィクサー的人物がオーナー(そのビルの所有権も)と見られることから、社会部記者や永田町関係者の間でこの捜索が話題になっている。

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