アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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オリックスに飛び出した、新たな銀行担保付き不良債権大量買取密約説

 現在、実質国有化されている足利銀行(本店・宇都宮市)の受け皿候補として、野村證券とパートナーを組んで「オリックス」(宮内義彦会長)が名乗りを挙げたのはご存じの通り。 その最大の狙いが、足利銀行の不良債権化した担保付き不動産であるとの指摘はなぜか、ほとんどされていない。 11月14日、オリックスも大株主の「あおぞら銀行」(旧・日債銀)が上場したのはご存じの通り。 この上場に先立ち、オリックスは所有する3分の1の株式(5%)を売却。その結果、約200億円の売却益を手に入れた。 「だが、オリックスがあおそら銀行に手を出したのはこの再上場益狙いだけではない。この間、あおぞら銀行の担保付き不良債権を買い漁って大儲けした。これが最大の狙いだった。05年3月、再生機構入りした大京を買収した狙いも同じ」(事情通) オリックスはリース会社として出発したが、今や不動産関連が総売上高の約3割と最大。また、不動産投資信託証券(REIT)も発売しており、その総資産だけで約2000億円になる。ほとんどのノンバンクはバブル時代、不動産融資に走り大火傷を負ったが、オリックスだけは幹部さえ大反対する中、宮内会長の指示の下、早々に撤退して難を逃れ、以降、不動産担保付き債権に着目した。 こうしたなか、本紙は他の銀行の担保付き不良債権をオリックスがすでに大量に買い取っているとの有力情報を入手した。 (写真=「週刊ダイヤモンド」05年2月12日号) ただし、この買取にはひじょうに複雑な裏事情があるという。 この銀行(信用金庫)は近く他の銀行(同)と合併し、普通銀行(地銀)へなる予定だという。だが、ネックは不良債権の比率が高すぎること。 「そのため、密かにその担保付き不良債権を簿価で抱いてくれないかと声をかけていた」(別の事情通) (1)抱いてもらう機関は約1年半。 (2)やってもらえるなら、その債権(簿価)の3倍の融資を行う。 (3)かつ、その債権は期限後に買い戻す。 何ともいい条件であるが、その不良債権は総額約200億円にもなること、また、事が事だけに信用ある相手でなければならず、なかなか決まらなかったようだ。 それはそうだろう。 これは不良債権の“飛ばし”であり、しかもそれで持って条件をクリアし、地銀転換しようというのだがら、表面化すれば大スキャンダルだろう。 ところが、最終的に、その受け皿としてオリックスに決まったというのだ……。…

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