安倍晋三首相の地元・山口県のお膝元で、土建業者が泣いている。県内の生コン価格が“談合”により高値設定されているため利益が大きく圧縮されているためだという。
「県内の生コン価格は共同組合加盟業者が価格統一しているので高い。そこで非加盟などの安い業者を使うと、今度は県内公共工事から外されるなどの報復があるので誰も大きな声を上げれないんです」(地元業者)
そのように県内生コンを牛耳っているとされるのが、河野博行氏(84。冒頭写真)だ。
山口県議会議員(自民党)を8期勤め、その間、議長も3期に渡って勤める。また、自民党山口県連会長も03年から11年まで勤め、1度目の安倍晋三政権が誕生した際には、「父。晋太郎先生も寸前で果たせなかった。今回の喜びは格別なものがある」と山口市内で記者会見し喜びを語っていた。
しかし、その河野氏、さすがに高齢により政界を引退したこと、さらに2年前のある件が余りに私益に走りすぎていると、ここに来て、地元の土建業者だけでなく、仲間のはずの地元生コン業者の間からも批判の声が出てきている。どういうことなのか?