アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<新連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(5)MBOの裏側

業績不振企業のM&A(企業の合併・買収)の一環として、MBO(経営陣による買収)で株式非公開にするケースが目立って来ている。ワールド、すかいらーく、キューサイ、レーックス・ホールディングスなど挙げられる。その多くはファンド資金を“触媒”としており、これにより今後、ますますこうした事例が増えそうだ。  11月10日、コンビニ「am/pm」や飲食店「牛角」を展開するジャスダック上場「レックス・ホールディングス」(東京都港区)もMBOを行うと発表した。 いくら企業再編の必要からといわれても、外部からみれば、上場を自ら取り下げ(来年2月予定)、しかもファンドの支援を仰ぐ“究極の買収防衛策”に違和感を感じる方は多いのではないだろうか。 しかもレックスの場合、西山和義社長は会長に退き、ファンド側が社長を人選するという。 もっとも、この裏側をこう見れば納得いくのではないか。 「例えば、粉飾決算をやって来て何とか業績を見せかけて来たとする。だが、もう限界だと。その場合、ファンドに資金を仰ぎ、事業再編を名目にMBO、株式非公開とすれば、株主代表訴訟を起こされるなどしてスキャンダル、事件化する比率は格段に減る。そして再上場する益を思えば、ファンドと組み、その意向を一時的に聞き入れるのもやむを得ない。自らの資金でMBOしたワールドはその典型例だった」(兜町事情通) 11月11日から12月12日までに実施されるレックスのTBOは、これ以前の1カ月間の終値平均に13・9%上乗せした23万円とのことだから、来週即、買って売却すれば決して損はないだろう。 しかも、「これはあくまで企業側の希望価格だから、今後、レックス側のマイナス材料を熟知した仕手筋がある程度の株式を買い占め、揺さぶりをかけることもあり得ないとはいえず、その場合には、レックス側は折れてもっと高値で買うことだってあり得る。また、そうなると株価が急上昇し、レックス側が買付価格を上げること故あり得る」(同)。 いずれにしろ、上昇前、同社株を買付ければまず損がないというのだが……。 (表は「日経新聞」11月11日より)…

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