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「JR北海道」の異常ーー経営トップ経験者がまた自殺

 1月15日午前8時過ぎ、北海道余市町港町の防波堤から約100M沖合に男性の遺体が浮いているのを航行中の海上自衛艦が発見。「JR北海道」元社長で、相談役の坂本眞一氏(73)と判明。自殺と見られる。(冒頭写真=「日経」1月16日記事)
JR北海道といえば11年9月、こちらは当時、社長だった中島尚俊氏(64。下写真)の遺体が、北海道小樽市沖で浮かんでいたところを釣り人が発見。こちらは自宅から遺書と見られるものが発見され、自殺と発表された。
それにしても、わずか2年数カ月の間に、トップ経験者が相次いで自殺したようなのだ。これが異常といわずして、何というのか。
当然、そこまで2人を追い込んだ原因は何かということになる。そして、そうなるとどうしてもJR北海道における脱線事故、レール異常の放置とデータ改ざんなどのトラブルの続発と、それへの対応のなかで追い詰められたとのではないかと想起してしまう。
本紙では中島社長(当時)の死について、昨年11月、労資問題の末ではないかとの知人の声を紹介している。今回の坂本相談役の死に関しても、早くも同様の指摘が出ている。しかし、前回登場した知人は、その内実はかなり異なると見る。

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