アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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DHC会長から8億円借金で窮地ーーそもそも党首の器でなかった渡辺喜美

 飛び出した8億円借金問題だが、内5億円の送金を受けた直後、「みんなの党」渡辺喜美代表(62)は「(選挙のための)供託金の支払いが終わりました」とDHC・吉田嘉明会長にメールしているのだから(冒頭写真=「毎日」4月4日)、世の常識に従えば、渡辺氏の「個人的な借り入れ」との主張は到底受け入れないだろう。もはやアウトだ。
 官僚制打破といって、一定の支持を得て来た渡辺氏率いる「みんなの党」ーー官僚制打破は結構だ。しかし、先の参議院選挙で代表的なブラック企業である居酒屋チェーン大手「ワタミ」(7522。東証1部。東京都大田区)の創業者で前会長、渡邊美樹氏を公認し当選させたことに典型的なように、官僚制打破は国民のためではなく、金持ちをより太らせるためと見た本紙は、渡辺氏に関して疑問を呈する記事をこの間、10本以上報じて来ていた。
父は、周知のように渡辺美智雄元副総理。それ故、その血を受け継いで喜美氏も大物政治家になり得るとの見方もあったが、本紙は以前から渡辺氏の元秘書から、妻・まゆみ氏(56)の“女帝”ぶりを聞いていた(以下に過去記事紹介、「告発文書」掲載)ので、そんな玉ではないと確信していた。
今回の8億円問題を機に、この“女帝”ぶりをようやく取り上げる一部マスコミも出て来たが、本紙は4年も前から指摘していた。一代議士でも問題だが、まして有力な党を率いる政治家が、政治のド素人である妻を介入させるなど論外もいいところ。ついに化けの皮が剥がれたということだろう。

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