本紙でも2度に渡り紹介した、“警察犯罪”(実はマスコミの罪もそれ以上に問うているのだが)というタブーに挑んだ映画『ポチの告白』の上映が、まずは1月24日から「新宿K’s cinem」(東京都新宿区)で始まっている。順次、全国で公開予定とのことだ。
大きな話題を呼びながら、作品が出来てから上映まで3年余りもかかったのは、やはり“警察告発”ということで、映画館側が嫌がったことが原因。だが、あの映画『靖国』が逆に大入りとなり流れが変わったという。
一方、単館上映なのは単純に、映画のフィルムが1本しかない事情によるという。1つ複写するのに、数百万円もかかり、出演している知名度の高い俳優でも10万円程度しか出演料をもらっていないほど厳しい財政事情の中、複写するおカネがないとのことだ。