アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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これだけじゃない。クレディセゾン系不動産会社「アトリウム」社員のリベート疑惑

 昨日(1月19日)の「読売」夕刊が、面白い記事を載せている(横写真)。
本紙が追及している東証1部、不動産会社「アトリウム」の社員(当時)が、「リアライズ」なる不動産会社(現在は実質、倒産)が東京・六本木の不動産を購入(下写真)する際、親会社でやはり東証1部の「クレディセゾン」から100億円の融資を引き出させた謝礼に5000万円受け取っていた事実を暴いている。
本紙はこれに先立つ昨年11月6日、「これが『アトリウム』の大口債務者=不良債権リスト」なる記事を掲載しているが、このなかでリアライズも取り上げている。そして、不動産担保ローンの「ファーストクレジット」からやって来た5人組が、アトリウムの不良債権を拡大させた戦犯だと紹介したが、そのなかのF氏がこの5000万円を受け取った人物なのだ。
「読売」記事は、アトリウムのコメントして、このF氏に対して「厳格に処分している」との主張を載せている。
確かにF氏は昨年4月、懲戒解雇になっている。
だが、問題の核心はリベートの件ではなく、そもそも問題の物件は50億円程度の価値しかなかったにも拘わらず、アトリウムが多く保証料(万一、リアライズの返済が焦げ付いたらセゾンに対し、アトリウムが代わって返済する保証として融資額の4%を取っていた)を取れるからと、実にその倍の100億円もの融資を仲介していた事実なのだ。

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