「継続疑義」の注記がつき、しかも、今年7月末までに時価総額が10億円を超えなければ上場廃止という厳しい立場の東証2部、「バナーズ」(埼玉県熊谷市)は昨年12月24日、第3者割当と新株予約権発行を行うと発表した。
その6000万円の第3割当資金と、新株予約権の有償発行分400万円(予約権はすべて行使されれば6億円になる)の計6400万円の払込期日は本日。
IRによれば、この引受先はすべて「西日本宮入販売」(大阪市西区)になっている。
本日予定通り払い込まれただけでも、この西日本宮入販売は14・65%で第2位株主に、新株予約権がすべて行使されれば実に56・83%でいうまでもなく筆頭株主になる。
もっとも、兜町の事情通によれば、西日本宮入販売はあくまでハコで、実際に資金を出すのは別の者だという。
では、それは誰なのか。