サーバー管理型電子マネーの運営会社、最新新興市場「NEO」の2号上場銘柄「ウェブマネー」(東京都港区)が年明け早々に顧客に送りつけた「お知らせ」(冒頭左写真。右は同社ロゴ)が大きな波紋を呼びつつある。
ちなみに、このウェブマネーは上場直後にもある件で話題を撒いた。
さて、ウェブマネーはその社名通り、電子マネーが事業の核。ところが、そのサービス、「Debit@決済サービス」を突如、それもこの1月28日(水)を持って一方的に終了すると通知したからだ。
「この間、ウェブマネーは、ネット販売している会社に営業をかけ、購入者が誰かわかるクレジット決済、限られた時間しか手続きできない銀行や郵便振込でもない、この電子決済(匿名かつ24時間購入可能)の強みを売りに多くの企業に利用してもらっていました。
ところが、何の理由も明かさず、それも1カ月の猶予もなく、このサービスを辞めると通知したんです。この決済を大きく依存している企業からすればまさに死活問題にも関わらずです」(関係者)
同社のHPを覗いても、この事実はニュースリリースや投資家向け情報には一切載っていない。この電子マネーの使い方などに関する専用HPに掲載されているのみなのだ(08年12月25日付)。