アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「オリンパス」損失隠し――第三者委報告が指摘するチャン氏の重要関与

 大手マスコミ既報のように、「オリンパス」の損失隠しの実態を調べていた第三者委員会は12月6日、調査報告書を発表した。(冒頭写真=「日経」12月7日記事)
新聞に出ている報告書(要約版)ではチャン氏の名前は省かれ出て来ない。そう、本紙がオリンパス絡みで重要な役割を果たしていると思われると早くから指摘していたチャン・ミン・フォン氏(下写真)のこと。旧「ジェイ・ブリッジ」(JB)の桝澤徹元社長とは盟友だ。
 このチャン氏の存在が注目されるのは、今回の損失隠しの穴埋め資金として利用した、オリンパスが買収した国内3社の大株主に、チャン氏が代表を務める「ダイナミック ドラゴンズ ツー エスピーシー」というSPCのファンドがなっていたからだ(そして、このファンドをさらに当時のJB子会社が管理していた)。
だが、今回の第三者委報告書を見ると、チャン氏の関わりはそんなものではなかった。

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