昨日の「産経」が、東証2部上場の投資事業会社「ジェイ・ブリッジ」(東京都墨田区)の元役員が、2006年5月、業績悪化により自社株が下落する前に売り抜けたインサイダー取引の疑いで証券取引等監視委員会が強制捜査していることをスッパ抜き(横写真=同記事)、同日夕刊で他の大手紙が追随している。
この取引はシンガポールの投資ファンドの銀行口座が利用されており、これまでこうした海外口座を使ったインサイダー容疑での摘発はないという。だが、証券取引等監視委員会はシンガポールや米国、英国、香港などの証券規制当局と協定を結ぶなどして、同容疑の裏付けとなる情報を入手できるようにして来た。その初の成果となりそうだ。
このジェイ・ブリッジの元役員、名前は公表されていないが、