投資事業から婦人服専門店経営に再編中の大証2部「ステラ・グループ」(東京都港区)に、いま上場廃止の懸念さえ出て来ている。
連続大赤字なのも要因ではある。とはいえ、現金同等物を約32億円所有(解散価値は1株19円)しており、赤字だからといって、すぐに潰れるような会社ではない。
それにステラは、PC販売のジャスダック上場「オーエー・システム・プラザ」(名古屋市)、それに総合不動産事業を基幹産業に育成中の大証2部「プロジェ・ホールディングス」(東京都港区)株の共に50%近くを所有しており、この上場2社のホールディングスカンパニーでもある。
ところが、株価はこのところ数円で、時価総額は7億1000万円に過ぎない(各数字は「四季報」09年1集より)。
その株価低迷、そして上場廃止懸念の直接原因は、大証からすでに2回業務改善指導を受けており、ヘタをすれば3回目の指導が出る可能性もあり得るところにある(5年以内に、3度目の指導を受ければ上場廃止に)。
では、なぜ、そんなことがあり得るのか。
(冒頭写真=ステラのこの3年の株価チャート)