最初に断っておくが、筆者は旧母体USENが傘下の持株会社「USENーNEXT HOLDINGS」(9418。東証1部。東京都港区)の宇野康秀社長(冒頭写真。54)を評価しており、今後の活躍に期待している。
今回取り上げるのは、その宇野氏が東京・恵比寿に本社のある飲食店運営会社に約1億円出資したことについてだ。出資自体は何ら問題ない。だが、まずその企業が何ともブラックなのだ。
企業名はとりあえず伏せておく。
いかにブラックかというと、正社員でもボーナスがない。残業代もなし、退職金もないとないない尽くし。
それでいて、残業はいつも突然やってくる。しかも午後11ぐらい、午前を回ることもめずらしくないという。その上、残業後に強制飲み会で朝までよくつき合わされるという。
残業は男女を問わず、女性に対してさえ残業後の飲み会は半強制だという。
繰り返すが、残業代は出ない。ただ、帰宅がともかく遅くなった場合、翌日の遅刻は認めるそうだが、それが改善と呼べるようなものではないことはいうまでもない。というか、何と適当な会社だろう。