アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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中国当局筋が証言――北朝鮮「テポドン2号」改良型、著しく精度進歩の可能性大!?

 北朝鮮は「人工衛星」と主張しているが、「テポドン2号」改良型と見られる長距離弾道ミサイルの準備が進められており、北朝鮮は4月4~8日の間に発射するとすでに通知しているのはご存じの通り。
情報収集に当たっている中国当局関係者に、本紙は電話取材することができた。
結論を先にいえば、北朝鮮のミサイルはこの間、長足の進歩を遂げている可能性が高いという。また、中朝国境の兵力は倍以上に増強され、たいへんな緊張状態にあるという。
――2006年7月の発射実験は失敗したが。
「この間、ミサイル技術は凄まじいスピードで進んでいる。今回の改良型の射程は8000?をはるかに超え、米国の一部を射程内に置く。
すでにテポドン3号も完成しているようだが、段階的に使うつもりで、今回は2号改良型を飛ばす」
――わが国はすでに破壊処置命令を出している。
「弾道ミサイルは大気圏外まで飛び、大気圏に再突入して米国を目指す。だから、日本のイージス艦の海上配備型迎撃ミサイル(SM3)や地上配備型迎撃ミサイル(PACS)では迎撃できようがない。ただこのミサイルは3段式と見られ、その1段目が日本に落ちてくる可能性はあり、それは迎撃できるかもしれない。しかし、その自由落下するものと、推進力を持って斜めに突っ込む弾頭に命中させるのとでは技術力に雲泥の差がある。1段目の落下物に当てて成功と喜ぶのだととすればおめでたい話だ」(冒頭写真=「日経」3月28日記事より)

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