アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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大賀被告が愛人会社役員にーーキヤノン工事脱税事件で注目される“国税ドン”と愛人との疑惑

 本紙はつい先日、キヤノン関連工事を巡る脱税事件で逮捕・起訴されたコンサルタント会社「大光」(大分市)の大賀規久被告(65)の国税人脈について報じた。
大光関連の複数の会社の監査役をしていたのは、元熊本国税局長の谷部龍二氏(74)で、この谷部氏と大賀被告の愛人同士が知り合いであるほど両者は緊密で、したがって、谷部氏は少なくとも現在のところこの事件ではまったくお咎めなしだが、そこはノンキャリながら“国税のドン”ともいわれるほど力を持っており、大賀被告の脱税容疑に何らかの貢献をしていた可能性もあるのではないかとして、疑惑を呈した。
 今回はこの谷部氏と愛人との疑惑について、具体的に報告する。
谷部氏、40歳近くも離れている愛人W女史がいるのだが、その愛人にプレゼントしていると思われる2人の物件に関してだ。
その一つは、W女史が代表を務める会社K社(東京都渋谷区)の名義になっている。この不動産の前の所有者は「青南開発」というが、同社はゼネコン「ハザマ」(旧間組)の関連会社「ハザマ地所」の不良債権処理会社で、谷部氏はその青南開発の監査役を務めていた。
それだけではない。このK社の役員に、つい2年ほど前まで、大賀被告も就いていたのだ。
(冒頭写真=W女史の会社K社名義不動産。上写真記事=過去、この疑惑を報じていた『週刊現代』記事。04年2月14日号)。

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