アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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東証2部「バナーズ」恐喝事件の真相

 本紙で2度に渡りお伝えした、3月2日、全国紙でも報じられた(冒頭写真。時計回りに右上から「毎日」「東京」「日経」各記事)、東証2部「バナーズ」(埼玉県熊谷市)の第3者割当に絡んだ恐喝事件だが、事件の全容が見えて来たので、以下、報告する。
なお、警視庁発表の逮捕者の1人、金武雄容疑者=「神商」の鈴木武雄代表のことだ。
今回の事件は、07年7月にバナーズが実施した8億2500万円の第3者割当増資に端を発する。
この時の増資の引き受け手は小林達也氏なる人物と、「ジェイ投資事業組合4号」なる投資事業組合だった。
だが、最初の思惑と違って株価は一向に上がらず、投資事業組合を通じた実際の引き受け手も株を処分できず、文句が出ていたようだ。
そこで、バナーズはほどない同年10月、今回の事件に直に関係する17億円の第3者割当増資を行う。この時の表向きの引き受け手は「インベストサイゴン」(東京都港区)だった。

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