アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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反対尋問で、「(2億5000万円の)半分は息子に行くことはわかっていた」と証言したパシコン・荒木民生前社長

 本紙既報のように、世界的建設コンサルタント会社・パシコングループを率いていた荒木民生氏の特別背任疑惑を巡る名誉毀損訴訟において、荒木氏、本紙・山岡等の証人喚問は9月29日、東京地裁において予定通り行われた。 午後2時過ぎから約90分行われた荒木氏への反対尋問では、実に重大な証言が荒木氏自身の口から飛び出した。 本紙・山岡は、東証1部「東栄住宅」からパシコンのグループ会社「PPM」(荒木氏は当時代表)を経て、「ル・マン商会」なる会社に流れた2億5000万円の半分が、荒木氏のファミリー企業「PJN」に還流しており(以下にチャート図あり)、これについて特別背任罪の疑惑があると指摘したことに対し、荒木氏は「事実無根」として提訴、この間、争って来た。 先に出された陳述書のなかでも、荒木氏はル・マン商会からPJNへのカネの流れについては一切触れず、また、この日の反対尋問でも当初は「一切知らない」と繰り返していた。 ところが、当方弁護士の執拗な追及に音を上げたのか、最後には、「PJNという会社は一切知らない。だが、一回目の支払いの際、小切手を2枚、同額に切ってくれと言われたので、個人名になるか会社になるかは別として、謙(息子)に半分行くことはこの時に知った」と証言した。 (写真左 荒木民生氏。右 疑惑の取引の舞台になった土地=駐車場部分。その右側はパシコン本社の入るビル=東京都多摩市)  もっとも、荒木氏は陳述書作成段階から、この2億5000万円の支払いは、実際は東栄住宅からル・マン商会に支払うべきものだが、東栄住宅が直にル・マン商会に払いたくないらしく、「PPM」が間に入ってくれといわれ、仕方なくそういうかたちを取ったに過ぎないと主張。だが、これにつき、「おかしいと思わなかったのか?」と責められると、最後は、「息子といえど大人。関係ない。この業界ではそいうことはよくある。誰にカネが行こうが、うちが儲かればそれでいい」と開き直った。 だが、ル・マン商会から4000万円のコンサルタント料の半分2000万円と併せ、計1億4500万円が自分の息子の関係する会社(PNJ)に流れたこと自体は、本紙・山岡が証拠に提出した銀行の普通預金元帳は本物であるとし、そのカネの流れ自体は間違いないと、ハッキリと認めもした。 この詳細は、証人調書が出来次第、追ってお伝えする。 次回審議は12月1日(金)午前10時から。この回は変則的に103号大法廷で。 特に問題なければ、次回にも結審となり、年明け早々に判決は出そうだ。 (写真 疑惑の1億4500万円の資金の流れチャート図)…

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