4月6日、特定非営利活動法人「アジア太平洋資料センター」(通称PARC/パルク。東京都千代田区)は、本部事務所で、特別講座「社会にモノ言うはじめの一歩?活動家一丁あがり」(PDFファイル)を紹介する記者会見を行った。
会見を開いたのは「一丁あがり実行委員会」。年末年始の「派遣村」で有名な湯浅誠氏(NPO法人自立生活サポートセンター「もやい」事務局長)をはじめ、首都圏青年ユニオンなど労働運動、社会運動の“活動家”がならんだ。
この講座がユニークなのは、今年5月から来年3月まで約1年間かけて、活動家になるために必要な具体的なノウハウ(ビラのつくり方、ネットの活用法など)を学ぶほか、受講生が訴えたいこと、やりたい活動を自分で見い出すことを重視している点だ。
すでに受講を決めている男性(23歳、フリーター)は、「ぼくは怒りの表し方がわからない若者の一人。首切りにあった友人が『今の時代に生まれて不幸だ』と嘆いていたが、こんな時代だからこそ自分で何かできないか模索したい」と発言。もうひとりスロバキアからの留学生は「自分でも何か表現したいが、ノウハウがない」と考え、受講することにしたという。