4月24日、4年毎に選挙で選ばれる慶應塾長が決定する。
慶應塾長は、慶應大学の学長と、(学)慶應義塾の理事長を兼ねる。現在、01年4月に就任、2期目を務める理工学部出身の安西祐一郎氏(62)がその座にある。
選び方は、まず各学部毎に候補者を2名選出。その上で本選を行うが、すでに各学部毎の候補者が決まっており、医学部の場合、安西現塾長、それに末松誠医学部長が選出されているという。
こうしたなか、飛び出したのが以下に転載した「告発文書」だ。
「慶應の金正日」とも揶揄されるほど、独裁体制を敷いて来たとされる安西塾長がよりによって医学部では、“予備選”とはいえ、なぜ選ばれたのか疑問が呈され、それは医学部も同様だとして、あの「円天」事件と末松部長以下の複数医学部教授との金銭疑惑にも触れている。
(冒頭写真記事は左=『週刊現代』07年5月25日号、右=同07年2月10日号。下写真=東京・信濃町の慶應医学部病院)