アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

右翼団体元代表等との関係ーー不可解なグローリー工業の言い分

 一部全国紙の報道を契機に、硬貨・紙幣処理機ではシェアトップの東証1部「グローリー工業」(本社・兵庫県姫路市。西野秀人社長=写真)が、子会社「グローリー商事」(大阪市)と右翼団体元代表等との間で不適切な行為があったとして、処分を行うと明らかにしたのは8月28日のことだった
もっとも、その後の報道でもこの右翼団体がどこで(解散したとされる)、元代表が誰か、またグローリー商事はこの元代表と顧問契約を結んでいただけでなく、元代表が関わる会社と取引していた(昨年11月終了)というが、その会社名も一切公表されていない。
そして、元代表を顧問にしていたということは、パチンコやゲーム機業界との取引も多いだけに、闇社会関係者とのトラブルも予想され、当然、その調整役を期待してのことと思われるが、西野社長は会見の席で、「通常の取引で、過大な利益提供はなかった」と語った。
要するに、正規の正常な取引だったが、報道(7月20日)を契機に調べたら右翼関係者との認識はあったことが判明した。だから約1か月後に処分した(取引停止を巡っては係争中)というのだが、事件にもなっていないのに、信頼低下にも通じる事実を自ら公表するとは異例だろう。
しかも、その取引額は既報道によれば、いくら約17年間の長期とはいえ、顧問料関係だけで約6億6000万円にもなるというのだ(D社との取引は別)。

この続きを読むには有料購読の登録が必要です。

関連キーワード
検索

カテゴリ一覧