アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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安倍首相が名誉会長――安全保障・危機管理学会に関する重大疑惑

「日本安全保障・危機管理学会」(東京都千代田区)という一般社団法人がある。
ともかく、そのメンバーが豪華。
名誉会長は安倍晋三首相(左写真)。
会長は渡辺利夫・拓殖大学総長。副会長は井上幸彦・元警視総監。そして理事長は二見宣・元陸自業務学校副校長(陸将補。右写真)。
さらに顧問には中谷元・防衛相、山谷えり子・国家公安委員長兼内閣府特命大臣(防災担当)、菅原一秀・財務副大臣、大塚拓・法務政務官兼内閣府政務官、玉澤徳一郎・元防衛相、渡辺喜美・みんなの党元代表、佐藤正久・元防衛政務官、夏川和也・元統合幕僚会議議長、先崎一・元統合幕僚長、小川和久・軍事アナリスト……。
日本人のための実際に役立つ安全保障及び危機管理の実学を伝えるとして、防衛省と警察出身者、さらに大学研究者、そして顧問には安倍内閣を支える現職国会議員も複数名を連ねているのだ。
同団体は05年4月に創立され、12年4月に一般社団法人になった。
ただし、まだ活動して日が浅く知名度や実績に乏しい、当初からどこの省庁のひも付き団体でないということで、財政的には厳しい。
そうしたなか、ヘタをすれば国際問題にも発展しかねない、由々しき問題が水面下では起きているというのだ。

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