アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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安倍総理が名誉会長ー安全保障・危機管理学会に関する重大疑惑(3)

 本紙では今年に入って2回、「日本安全保障・危機管理学会」(東京都千代田区)という一般社団法人を巡る疑惑を記事にしたが、今回は、この両記事を受けてこの学会が取った顛末などを、義憤にかられて投稿した関係者の証言を元に報告する。
1月6・13日の本紙記事が出た後、同学会は1月15日に月1開催の定例理事会を行った。
しかし、理事長の責任、なかでもシェルター会社N社との癒着疑惑は特に深刻な問題だと思うが何ら追及されず、逆に終始犯人探しを中心に進行したという。
一部理事から、しかるべき対応策を検討しなければならないという声もあるにはあったが、理事の大半が身内の自衛隊出身ということもあって黙殺され、2月の理事会までに結論を出すということで、二見宣理事長(=冒頭右写真。左は名誉会長の安倍首相)預かりとなったそうだ。
もっとも、各理事の本音はかなり違うようだ。
「各理事に電話して聞き及んだところ、“内心は記事に書かれていることが本当なら問題。しかし防衛大学の後輩ということでいうこともいえず、理事長擁護の発言をしてしまった”と漏らす者は少なくありませんでした。もっとも、同じく自衛隊出身の村木裕世副理事長は“理事長と人間関係があるから問題視できない。穏便に済ますことしか考えていない”とのことでしたが……。
それから理事長と親しい女性は、アクセスジャーナルの記事とはまったく関係のない人物を密告者だと思い込み、その学会会員に罵詈雑言を浴びせていました。理事長自身、パワハラの発言の常習者で、その被害で精神を病み退職を余儀なくされた常勤職員もいるんです」(義憤から連絡した関係者)

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