6月12日、「石山Gateway Holdings」(7708。JQ。三木隆一社長=冒頭写真。東京都港区)はライツ・オファリングをやると発表した。
1株につき新株予約権1個の割合。行使価格は60円で、時価の半値以下。それでもすべて行使されれば、調達される資金は22億円以上になる。
しかし、そもそも石山はライツ・オファリングをやる資格がある上場企業なのか?
社名に“石山”を冠した怪しい経緯に関しては本紙既報の通り。
当然、今回のライツ、筆頭株主である石山久男氏も納得してのことだろう。また、三木社長は仕手筋で有名だったあの「シルバー精工」の上場廃止直前の取締役だった。さらに5月26日に常務取締役を辞任した深井憲晃氏はエイチ・エス証券の元支店長だが、不祥事を起こしてエイチ・エスを追われたとの情報もある上、石山の第4位株主は同氏が社長を務める。
一方、ライツと同日、石山の孫会社がいま流行のバイオディーゼル発電事業参入(ただし、あくまで予定)の発表もされ、これを材料に同社株の出来高が急増し、株価が急騰している。
余りに出来過ぎていないか?