例の、都議会(18日)で塩村文夏都議(みんなの党)が晩婚化対策を質問していた最中、「まずは自分が産めよ!」「子供もいないのに!」といったヤジが飛んだ問題は、結局、自ら名乗り出た鈴木章浩都議(自民党。冒頭写真の右人物。左は塩村都議)1人を特定しただけで、定例会の最終25日をもって何ら具体的決議も採択しないまま幕引きを図った格好だ。
しかし、冷静に考えるまでもなくこの幕引きは不可解。
鈴木議員はヤジのなかではもっとも軽度(?)の「自分が早く結婚すればいいんじゃないか」で、もっと酷い「子供も産めないのか!」といったヤジの主は特定されていないからだ。
録音音声が聞き取りにくいことをこれ幸いというわけだが、実は本紙の元に、以前から自民党都議と交流があり、また自民党本部の幹部とも親しい事情通から情報提供があった。仮にA氏としておこう。
このA氏によれば、今回鈴木議員が名乗り出たのは、他のヤジ発言者らから、自分たちが逃れるため、悪いようにはしないからと因果を含め、スケープゴート役になるように説得した結果だとして、もっと酷いヤジを誰がいったかも実名を上げた。