「ソーシャル・エコロジー・プロジェクト」(6819。JQ。東京都港区)の定時株主総会で“流会“のはずが、会社IRでは会社提案原案可決となっている前代未聞といっていい出来事が起きていることは本紙既報の通りだが、本業が軒並みダメで新規事業模索中、加えて、適時開示等規則違反で特設注意市場銘柄指定の「プリンシバル・コーポレーション」(3587。JQ。旧「アイビーダイワ」)でも、似たような異常事態が起きている。
プリンシバルの定時株主総会は6月27日にあった。
同社6月30日のIRによれば、ソーシャルの株主総会同様、議長不信任案動議が可決され、野党派(=シャンハイ・ヒュージリーフ・インベストメンツ)の新議長の元で、野党側の選んだ役員を推薦する修正提案が出され、結果はソーシャルと違って、野党側の修正提案が賛成多数で可決されたという。
ところが、早速同日出された株主総会結果のお知らせでは、なぜか、会社側の原案通りの役員が賛成多数で可決されたと載った。
そして30日、実は野党派の修正案が可決されたのが本当だとIRされ、27日のIRは取り消された。
なぜ、こんな不可解なことが起きたのか?