アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

あの「増資ブローカー」が、「ベストライフ」の老人ホーム買収で暗躍か

 04年11月、「丸石自転車」を巡る架空増資事件で、医療法人「松嶺会」の理事として関わり懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を受けたかと思えば、09年2月には、「日本ファーネス工業(その後、NFKホールディングスに社名変更)」「クオンツ」「井上工業」への増資協力の手数料を脱税したとして在宅起訴された(この当時は病院職員の肩書きだった)、あの野木耕一氏の久々の登場だ。
周知のように、上記4社のなかでいまも上場を維持しているのはNFKのみ。丸石や井上工業は反社人脈も入り乱れ事件化、社長まで逮捕された。
何しろ、野木氏と丸石の件で一緒にタッグを組んでいたなかには、“病院乗っ取りグループ”のドンだった新田修士氏(関連の別件事件で服役)、脱税の件は「増資ブローカー」としては著名な本多・宮城両氏という“大物”だった。
その野木氏の名前が久々に聞こえて来た。
しかも、その件は本紙ではかつて追及していたものの、近年は経営規模が拡大しただけにさすがに“大人しく”なったのか、これまた久しく名前を聞いてなかった有料老人ホーム大手「ベストライフ」(本社・東京都新宿区。長井力代表)の買収話に関してだった。

この続きを読むには有料購読の登録が必要です。

関連キーワード
検索

カテゴリ一覧