ジャスダック上場、ロシア産ダイヤモンドの製造販売主体「サハダイヤモンド」(東京都墨田区)といえば、所有していた10・7%の東証1部「田崎真珠」株の不可解な処分に加え、登場する株主のなかに怪しげな人物や企業が複数存在。一方、営業損失、営業CFマイナス続きで疑義注記となり、まさに“危ない上場企業”の典型ともいえる。
そのサハダイヤモンド、昨年8月、実にすべて行使すれば187億円にもなる大量の新株予約権を発行、一挙に資金繰りの厳しさを解消するすると共に、ダイヤモンド販売をこれまでの卸から小売主力に転換すると発表した。そして、この6月19日、その一部が株式転換され、筆頭株主が代わったのだが、そこにこれまた何とも興味深い人物が登場していたことがわかったので報告しておく。