昨年12月の衆議院選挙で落選した渡辺喜美・みんなの党元代表(62)。
第一次安倍内閣で規制改革、金融担当大臣に就任。
その後、自民党を飛び出して作ったみんなの党は脱官僚・地域主権・生活重視を掲げ躍進。近い将来の首相の可能性さえいわれたが、DHC・吉田嘉明会長からの8億円借り入れ事件などあり落選。みんなの党は解党。一転し、ただの人になったのだが、今後、どうするのか?
ところが、ある元古参秘書は先の落選は、父で先代の渡辺美智雄元副総理(故人)から栃木3区の地盤を譲られ初当選した時から予想されて来たものだという。
「昨年12月に出た『文藝春秋』にも出ていましたが、喜美さんは選挙にほとんど関心がなく、秘書と後援会だけで選挙戦を戦って来たんです。さすがに本人も決起集会や出陣式には来ましたが、後はほとんど他人任せ。一度、出陣式にさえ来ないので東京の自宅に呼びに行ったところ、読書をしていて、本人曰く“選挙はもういい。政治家を辞めて家族と暮らす”とか言い出し、皆で何とか説得したこともありました」(元古参秘書)
頼りの後援会も、美智雄氏からそのまま引き継いただけで、有権者の新規開拓もしないから高齢化、支援者離れを引き起こし、挙げ句には、喜美氏は金融や行革など地元に関係のない難しい話ばかりし、逆に支援者を取り逃がしたそうだ。