増資が本業? の“危ない”上場企業は、株券を発行し続けなければ資金ショートしてしまう。
しかし、株価は超低位、しかも継続疑義の会社も。普通の投資家は引き受けない。
結局引き受けるのは、それなりの胡散臭い投資家やファンドだ。しかし、彼らは一般投資家以上にシビアだ。彼らの解体手口の最新の一例を取り上げたい。
A社株価50円、第3者割当価格20円 発行株数100万株。そして、引き受けた投資家をB氏とする。
B氏は株券を受け取ったら、街金C(今ではモグリ)へ持っていく。しかし、今は保管振り替え制度で株券はない。そこでB氏と街金Cとの間に名目上の金銭借用書を作成する。