アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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本紙追及の「ウソ」性病診断医師――東京地裁、「故意に虚偽診断して不必要な医療行為を行った」と賠償命令

 本紙が13年5月に第一報を出して以降も、計4回続報して来た疑惑医師につき、3月4日(水)、東京地裁で判決があり、森冨義明裁判長は、「新宿セントラルクリニック」(東京都新宿区。冒頭写真は入居ビル)の林道也医師に対し、「故意に虚偽診断して不必要な医療行為を行った」として、診療費及び通院交通費に係る損害額5万円、慰謝料20万円の計25万円の支払いを命じた。なお、これは仮執行付き。
本紙既報のように、クラミジア感染症の抗体検査の陽性基準は0・9以上で、患者原告はそれ以下だったにも拘わらず、その基準値を書いた検査報告書ではなく、0・00以外はすべて陽性とした病院独自の用紙を渡し、クラミジアに罹っていると虚偽の診断結果を告げ、3カ月に渡り通院させ、無駄な薬を処方していた(同クリニックは医薬分業しておらず、薬を出すほど儲かる)。
セカンドオピニオンで騙されていると知った患者は昨年3月、約207万円の損賠賠償を求めて提訴していた。(下写真=「判決文」)
同様の林医師を相手取った民事訴訟は、少なくとも2件起こされている(その2件はまだ判決は出ていない)。

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