アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(486)悪徳リフォーム会社人脈が某上場企業経営に参入

「古い給湯器はガス漏れして危ない」などと不安を煽り、ガス給湯器やユニットバスを訪問販売で高齢者に売りつけていたとして、神奈川県と東京都は06年9月、「マツエイ」(東京都横浜市港北区)なるリフォーム会社に業務改善命令を出している。
同県によると、マツエイは04年に行政指導を受けたが、その後も「契約するようにすごむ」「解約を受け付けない」などの苦情が後を絶たず、01~06年の苦情相談は同県と都で計654件に挙がったという。
都内の70代男性は2人組のマツエイ社員の営業を断ったところ、玄関に居座られ、「契約しないとただですまない。何があってもいいんだな」などと4時間に渡り脅されたという。
また都によれば、「水道関係の者です」と嘘をついてドアを開けさせ、「給湯器の交換に来た。管理人も承知している」などとさらに虚偽のことを告げ営業をかけ、平均50万円で売りつけ、なかには約500万円の契約させられたケースもあったという。
この悪徳リフォーム会社グループ人脈が、この5月末の定時株主総会を経て某上場企業の役員に複数就いたことがわかった。

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