株価が昨年末から急騰どころか爆騰し200円台からあっという間に4ケタ突破、それも1月20日には3475円までに。その後、4月には600円台にまで急落していたものの、再び6月4日には3000円台に戻したオンラインゲームの「ガーラ」(4777。JQ。東京都渋谷区)。
株価急騰の材料としては、子会社開発のスマートフォンゲームの海外での成長期待、新作ゲーム配信が間近になったことがいわれるが、インパクトに乏しくよくわらないとも。何しろ、ここ5期連続赤字で疑義注記なのだから無理もない。
そんななか、6月11日提出の「大量保有報告書」で創業者で代表取締役・菊川暁氏が、高値の6月4日などに計2・52%持ち株売却していたことが明らかに(なお21・09%所有)。株価が急騰したため売却益はそれでも8億円ほどになる。加えて6月15日、ガーラはわざわざ代表の株売却は「インサイダー取引に該当しない」とのIRを出しており、何かあるのでは、と憶測を呼んでいる。