8月30日投票の衆議院選挙は、同日中に民主党の獲得議席が300を超えることが確定、絶対安定多数(269)も軽く超え、政権交代することが確定した。
民主党は社民党、国民新党と連立内閣を組む。
民主党がこれだけ圧勝したのは、戦後、連綿と続いて来た政・官・財癒着の構造から弾き出されて来た大多数の国民の多くが、諦めではなく、政権交代による抜本的改革を迫って投票場に足を運んだから。決して、民主党そのものが評価されたわけではない。
したがって、民主党はこれからがいよいよ正念場といえる。
マニフェストに掲げた官僚制打破、税金の無駄遣い廃止、現場で働く者が潤う本当の景気回復、社会保障の充実といった主なものを少なくとも本気で実現させていく姿勢が見られなければ、たちまち国民に見限られることだろう。