アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

アイフル事件は、銀行のサラ金吸収の布石という一面も

  本紙・山岡は去る6月8日、東京都町田市の某ロータリークラブの定例会に招かれ、講演を行った(約40分間)。 その際の内容の概略をまとめてくれた会報が届いたので、その部分を参考までに、末尾に転載しておく。 詳細はまたの機会に譲るが、講演依頼は「武富士盗聴事件」についてだったが、時節柄、話の半分はアイフルの全店営業停止の背景について思ったことを話した。 アイフルの処分対象になった行為は、確かにとんでもない。 だが、もしこれが、すでに銀行系列下のプロミス、アコムだったら、金融庁は全店営業停止までの処分に踏み切ったのか? 武富士事件といい、大手サラ金で重大処分を受けたのはわが国のメガバンク系列でない2大大手。来年1月を持って、いわゆるグレーゾーン金利の撤廃は確実で、結果、サラ金の上限金利は最高約20%にまで下がると見られる。これにより零細中小サラ金の多くは潰れ、サラ金業界の寡占化が進むのは必至だ。結果、得をするのは一人、自己資金だけで商売が出来る大手銀行系サラ金なのだ。 さらに間を置かず、上限金利を15%にまで下がるとの情報も本紙は得ている。 結局、政府はわが国メガバンクに体力をつけさせるため、これまでのゼロ金利による年金生活者いじめに続き、今度はサラ金を生け贄にしようとしているのではないか。 サラ金の問題点ももちろん多いが、実はもっともえげつないのは、一見、クリーンな顔をした大手銀行なのだ。…

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