アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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中野サンプラザの背後に黒い影?――マザーズ上場「アドバックス」を使った裏上場疑惑と意外な接点

“都民の憩いの場”=中野サンプラザが実質、ジャスダック上場のコンサルタント会社「ビジネスバンクコンサルティング」(以下、BBCC略。本社・東京都新宿区。大島一成社長)に破格の安値で牛耳られてしまっていることは、本紙既報の通り。 ところが、疑惑はこれだけではなかった。BBCCの裏に怪しい人脈が見え隠れするのだ。 マザーズ上場の「アドバックス」(本社・東京都千代田区)はこの4月6日、東証から上場廃止、猶予期間入りもあり得るといわれたと発表した。 同社はすでに今年8月1日を持って、「チャンスラボ」(その子会社「チャンスイット」は孫会社に)」ともう1社を、株式交換により子会社化すると発表している。子会社後、チャンスラボの小澤雅治社長がアドバックスの代表取締役に就任する予定でもある。 もっとも、この3社の直前期の売上高は本体のアドバックスの2倍強、アドバックスが「実質、存続会社とならず」と判断された結果。平易にいえば、この子会社化は「小が大を飲み込む“裏上場”」との疑惑があるからだ。 アドバックスは旧名「スノーヴァ」。人工雪ビジネスで話題を呼んだが同事業から撤退。02年8月に社名変更し、人材派遣、不動産、ホテル運営などを手がけるも育たず、05年3月期の売上高はわずか9億円余り。6期連続の赤字会社。そんな苦境のなか、声をかけてくれたのがコンピュータのシステム開発を行う前出・チャンスラボなどだった。 「チャンスラボは旧名・エーティーティー総研という。実はBBCCは以前、この会社を上場させるべく動いていた。だが業績が悪くて無理で、まずエーティーティー総研(現・チャンスラボ)はチャンスイットを株式交換で子会社化した」(事情通) その交換日は04年9月30日。この結果、約18%まで比率を下げるが、実はそれまでエーティーティー総研はBBCCの子会社(52・3%)だった。 今回のアドバックスによるチャンスラボなど子会社化のお膳立てをしたのもBBCCだった。この2月20日、BBCCはアドバックスの第三者割当と新株予約引受を完了している。結果、BBCCの大島社長は同社の社外取締役に。そして、これら株式交換がすべて完了すれば、BBCCはアドバックスの9・3%、チャンスラボ側は7・8%を握る。 ところで、このチャンスラボ、中野サンプラザを運営している(株)「中野サンプラザ」の株主でもある。エーティーティー総研時代に約1億円出資しているからだ。また、その関係で中野サンプラザ9階でレンタルオフィスを営業していた。 さて、以上のように、中野サンプラザの売却を巡って、これまで本紙もBBCCだけを見て来たが、実は同社とまさに一体の関係にあり、利益を共にしているのがチャンスラボなのだ。 もっとも、このチャンスラボには影のオーナーといってもいい人物が存在することを本紙は掴んだ。…

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