アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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先物会社「コムテックス」の実態を暴いた書籍出る

『先物崩壊――悪質商品先物取引会社との八年間にわかる戦い』なる本が1カ月ほど前に出ている。(冒頭写真)
制作は「岩波ブックセンター」(東京都千代田区)。書籍コードはなく、いわゆる自費出版本で、書籍中登場する会社・人物名はすべて匿名になっている。
しかし、ページをめくると、「C社は定期的に経済講演会を開いており、現在政治家のM氏(舛添氏)、日曜日の人気番組SプロジェクトのT氏(田原氏)、ちょっと暴れん坊な政治家H氏(浜田氏)、辛口なコメントで有名な評論家T氏(竹村)」(28頁。カッコ内は本紙が加筆)、また「2007年には、C社では社員が、あるお寺の職員を言葉巧みにだまし、9年間で7億円もの……」(111頁)との記述があることなどからして、C社が、本紙が以前から追及している先物会社「コムテックス」(大阪市)であることは明らかだ。
同書を出したのは、このコム社と取引し、被害を被ったとして同社を提訴した元顧客(研究者。ただし、民事訴訟の結果は1審で請求は認められず、控訴せず確定に)。
その本の内容が、ひじょうに興味深い。

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