アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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タミフルだけじゃない。抗うつ剤の副作用の恐怖ーー米国コロンバイン高校銃乱射事件の犯人!?

●米国では販売停止も、わが国ではいまも販売中

 コロンバイン高校銃乱射事件ーー米国コロラド州ジェファーソン郡のコロンバイン高校で1994年に発生。同校の生徒2名が銃を乱射し12名の生徒と教師1名を射殺、2人は自殺した。重軽傷者は24名。アメリカ史上最悪の学校における乱射事件だ。マイケル・ムーア監督のドキュメンタリー映画『ボウリング・フォー・コロンバイン』(02年制作)を観てこの事件を知った方も多いのではないだろうか。ムーア監督は、同映画で銃の蔓延する米国社会の苦悩を描いていた。
だが、この事件にはもう1つの側面があった。
わが国ではまったくというほど知られていないが、主犯の少年は多量の抗うつ剤を飲んでいた。そして、もう一人の少年も飲んでいた可能性が極めて高いという(医学的記録が封印されているため不明)。そして、2人をこの狂気の行動に駆り立てたのは抗うつ剤の副作用のためだったようなのだ。
その証拠に、この銃乱射事件の遺族たちは、服用の事実を知り、主犯の少年が使用していた抗うつ剤「ルボックス」のメーカー・ソルベイ社を相手取り、副作用について適切な警告をしていなかったとして告訴。その結果、同社は2002年より同薬の発売を停止したという。ただし、米国内でのみ。
そのため、現在もわが国においては同名でアステラス製薬、それに「デプロメール」の名で明治製菓から堂々と販売され続けているという。(冒頭写真は事件当日の監視カメラに映った犯人の2人の少年)

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