アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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上関原発反対運動――依然続く中国電力と反対派住民のにらみあい

 大手マスコミではあまり報じられていないが、山口県上関市に中国電力が建設しようとしている原子力発電所に対して、地元住民や環境保護団体などが連日、建設阻止行動をおこなっている。
去る9月10日、中国電力側が埋め立て準備作業としてブイの敷設を開始したが、反対派の漁師たちが工事を停めるため漁船を繰り出し、埋め立て工事をストップ。以後、今日に至るまで埋め立て工事は進んでいない(冒頭写真・工事をストップさせている漁船。写真はすべて「上関原発 最新情報」から)。
そもそも原発の建設計画がもちあがったのは1982年にさかのぼる。建設予定地の上関市は過疎化によって財政が厳しいところ、「原発を誘致すれば補助金が出る」との話がもちあがった。
もっとも、今現在も世論調査によると、上関市民は推進派と反対派に分かれている(市長は賛成)。そして、原発予定地とは海を挟んで約3キロの対岸に位置する祝島では、住民のほとんどが反対の立場をとって、「国策」である原発建設を実力で阻止する構えを見せている。

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