フジテレビの亀山千広社長は10月23日、東京・お台場の同局定例会見の席で、この年末年始に10年ぶりに格闘技イベントを放送することを明らかにした。(冒頭写真左=『フラッシュ』06年6月27日号記事。右=フジテレビ本社)
大晦日開催の格闘技イベントを地上波で放送するのは05年の「PRIDE」以来10年ぶり。
その格闘技イベントは、さいたまスーパーアリナーですでに開催が決定している格闘技団体「RIZIN」によるもの。桜庭和志対青木信也、PRIDE第2代ヘビー級王座、エメリヤーエンコ・ヒョードルの現役復帰カードなどが組まれているという。
だが、一部で疑問の声が出ている。
この団体RIZINの代表は、あのPRIDEの仕掛け人と同一人物だからだ。
フジテレビは06年に放送予定だったPRIDEの試合を直前にキャンセル。以降、PRIDEに一切関与しないとした。
表向きの理由は「契約違反」とされた。
しかし、その真相は警察庁がPRIDEの主催団体は暴力団と不適切な関係にあるとして排除勧告したからだった。
それなのに、なぜ、フジテレビはそのことを知りながら、しかもより暴力団との関係がいわれる今日、よりによってそんな相手と契約したのかというわけだ。
本紙は以前にも、フジテレビが主催したエジプト展の資金元に反社関係者がいるとして報じたが、今回はそんなレベルの話では済まない。