アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「公園は広告じゃない!」ーー東京都渋谷・宮下公園の“ナイキ・パーク”化に抗議のパフォーマンス

 11月20日、お昼休みを前後して、東京・品川区にある「シーフォートスクエアセンタービル」の入り口付近に、突如、ダンボールハウスが出現した。寝袋にくるまって横たわる人々、ピクニック仕立ての若者も登場。かれらは、たちまち警備員や警察官に取り囲まれた。
このパフォーマンスは、「みんなの宮下公園をナイキ化計画から守る会」がおこなったもの。同ビル内に、世界的なスポーツ用品メーカーであるナイキ (Nike) の日本支社「株式会社ナイキジャパン」が入居しているため、直接抗議の意思を表すためにおこなわれた。
 宮下公園は広さ約1万?の公園で、渋谷駅近くに位置している。今年6月、渋谷区はこの宮下公園の命名権をナイキジャパンに売却した(年間1700万円で10年契約の見込み)。また、ナイキ側の予算で、スケートボード場やロッククライミング施設の設置を含んだ、公園の改修も行われるという。
これに対し、「公園は一企業の私物ではない」「公園整備を名目に野宿者を追い出すのではないか」等と反発しているのが「みんなの宮下公園をナイキ化計画から守る会」。この日、70人ほどがビル前に集まり、パフォーマンスのほかビラまきと演説をおこなった。

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