アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「浦和競馬」禁止薬物検出問題――馬主から対応巡り不満の声(意外な企業名が浮上も)

 12月6日のNHKニュースでも流れた浦和競馬所属馬から立て続けに2頭、禁止薬物の「プロカイン」が検出された件を巡る対応で、浦和競馬在厩の馬主などから不満の声が出ている。
この問題、まず10月2日、船橋競馬に出走し1着になったトーセンガーネット(牝2歳)から、出走後の検査で検出された。そして11月23日、今度は浦和競馬に出走したトーセンデューク(下写真。牡7歳。7着)からも検出。共に浦和競馬の小久保厩舎所属馬。
余り大きくは報じられていないが、この問題を巡る闇は深そうだ。
 既報道では「禁止薬物検出」と上品に報じられているが、このプロカインはコカイン代用の局部麻酔薬(痛み止め薬)。つまり、体の一部が痛んで本来は出走できない、あるいは出走してもいい成績が期待できない馬を無理やり出させいい成績を上げさせるーー動物虐待もそうだが、何より有り体にいえば八百長レースが行われている可能性があるからだ。
埼玉県浦和競馬組合は競馬法違反(31条)の疑いがあるとして、埼玉県警浦和署に報告している。ある馬主がいう。
「2度の禁止薬物検出後、2度に渡り2頭が所属する小久保厩舎のすべての馬が問題ないか検査をやられたのは当然。(1度目は51頭。2度目は46頭ですべて陰性で問題なし)。しかし立て続けに2頭検出され大問題として、さらに浦和競馬所属馬すべて(446頭)を検査対象に拡大し、その結果が出るまで浦和競馬はむろん船橋、大井、川崎の南関東4競馬場すべての出走を自粛するのはおかしくないか(ただし検査で陰性結果がすでに出た馬に限り、12月24日からの浦和競馬レースだけは出場可とのこと)。

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