本日の「朝日」朝刊の名古屋版、それに「日経」 夕刊が、東証1部「住生活グループ」(東京都中央区)が親会社の、衛生陶器やユニットバス製造・販売大手「INAX」(本社・愛知県常滑市)の「上野緑工場」(三重県伊賀市)における労災隠しについて報じている。(冒頭写真=上が「朝日」、下が「日経」記事)
大手マスコミの報道としては、INAXの地元癒着企業の都市計画法・建築基準法違反についての「朝日」三重版に続く第2弾だが、今回はINAX本体の不正であり、しかも全国版でも取り上げられたということでその社会的ダメージは比べようもなく大きい。
だが、それさえ氷山の一角に過ぎないようだ。
というのも、本日の「朝日」記事をご覧いただければおわかりのように、今回の不正は、「今年春ごろから、『不正行為』を指摘する文書がINAX側に届いたため、持ち株会社の『住生活グループ』が調査委員会を発足させて調べたところ」発覚したものだが、それら文書を本紙は住生活グループに提供しているが、そこには他にも数々のもっと深刻な疑惑が指摘されており、本紙はその情報源にも接触し、その真ぴょう性の高さを実感しているからだ。
INAX側は「元」だとして認めないが、指定暴力団・山口組系のフロント企業の派遣会社を使っていたのもその一つだ。