アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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リンゼイさん事件で、市橋達也被告が突き付けた2つの“規制”問題

 12月2日、英会話講師だった英国人女性、リンゼイ・アン・ホーカーさん(当時22)に対する殺人、強姦致死容疑で千葉県警に再逮捕された市橋達也被告(横右写真。30。死体遺棄容疑で同日、起訴に)だが、彼の逃亡中の立ち入り先を巡り、2つの規制問題が持ち上がっている。
一つは、大手マスコミ既報のように、ネットカフェ(冒頭左写真=視察する民主党の菅直人代議士)の規制問題だ。
市橋被告が逃亡中、福岡市内のネットカフェに宿泊していたことが契機となり、利用時、運転免許証や社員証などで本人確認、そのデータ保存を義務づけようというもの。以前から、ネットカフェに関しては、その匿名性を利用した犯罪の続発を受け規制論があった。
警視庁は年明けにも改正条例案を提出する方針で、実現すれば来年4月にも全国初(罰則付)の実施となる。そうなれば、全国自治体で横並びの動きとなりそうだ。
しかし、低料金で宿泊できるネットカフェ、同じくネット使い放題で宿泊可能なマンガ喫茶(改正条例はこちらも規制対象)を利用しているホームレスは多く、新たな難民問題を呼ぶ可能性大だ。

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