アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

大手ドラッグストア「富士薬品」に群がった魑魅魍魎の“六本木TSKビル人脈”(7)「横井英樹遺産跡地巡る怪」(番外編)

 6回に渡ったこの連載だが、番外編として、この取材を通じて聞いた、故・横井英樹氏(冒頭右写真)の人となりを知る上で格好のほとんど一般には知られていない2つのエピソードをお伝えしておく。どちらも、あのホテルニュージャパン火災(左写真)に関するものだ。
1982年2月8日に起きたこの火災、33名が亡くなる大惨事となった。出火原因は宿泊客のタバコの火の不始末だが、(1)スプリンクラーは配水管の繋がっていないただ天井に接着しただけの偽装品だった、(2)火災報知機もホテル館内放送設備も故障していた、(3)ホテル従業員の少なさなど、儲け第一主義で、何ら防火対策が取られてなかったこと、さらに(4)横井氏は火災当時、人命救助よりも高級家具運び出しを指示していた、(5)救急隊隊長に“口止め料”を渡していた(受け取り拒否)事実などから世の厳しい批判を受けた。
そのため、横井氏は業務上過失致死傷罪で禁錮3年の実刑判決を受け(93年11月)、当時、80歳の高齢だったにも拘わらず服役した。
さて、一つめのエピソードはいまも近くの芝増上寺に建っているホテルニュージャパン罹災者慰霊の観音菩薩像慰霊塔のこと。

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